後味の悪いグチと嫌じゃないグチ
2025年7月2日(水)
お医者さんにかかっていて通院しているんだけど
大きな病院で診てもらうと担当している先生が
入れ替わったら見立てが変わったという人の話です。
前の先生は薬を出して必ず飲むよう言っていたのに
先生が替わったらそんな強い薬は飲まなくていいと
言われたので「どういうこと?」と思ったらしく。
「前の先生は飲みなさいって言っていましたよ」と言うと
「あなたの場合は飲まなくてもいいですよ」と言われて
どっちの先生が言うことが正しいのか悩んだようです。
元々あまり薬は飲みたくないと思っていたので
飲まなくてもいいと先生が言うならまぁいいかと
飲むのを止めたら体調が楽になったような気がして。
そうなると前の先生が飲め飲めと言っていたのは
もしや間違っていたんだろうかと訝しく思えて
一体どういうこと?!と腹が立ってきたそうです。
出されていた薬を飲むと具合が悪くなることがあって
飲みたくないと言っても前の先生は飲まないとダメだと
言い続けていたのは何だったんでしょうと私に聞いてきました。
腹が立つし信じられないしどういうことなんだという
気持ちを受けとめつつ「どういうことなんでしょうねぇ」
と答えたところで話している方の表情が変わりました。
それまでは眉間にシワを寄せながら話しておられたのが
「でもまぁ具合が良くなったからいいんですけどね
おかしなことですよね」と笑いながらおっしゃいました。
ため息交じりでグチグチと話したい気持ちはわかりますし
負の感情を吐き出すことで楽になれるのもわかります。
ただし話を聞いている人も同じ感情を受けるんですよね。
今回の方のように負の感情を吐露していった最後に
「おかしなことですよね」と笑い飛ばしてくれたら
受けとめた負の感情も昇華して消えるように感じます。
最後に笑い飛ばせる話し方って聞いていてありがたいですね。