水子さんのお葬式と遺骨の納骨
2025年5月12日(月)
ネット検索から水子供養を頼まれることがあり
日時を決めてお寺にお参りに来ていただいて
水子さんのお葬式をおつとめしているのですが。
今回は水子供養のおつとめが終わったあとで
喪主さまに「遺骨をどうしたらいいですか」と
相談されて「そうですねぇ…」となりました。
喪主お二人のお名前の姓が違っておられましたが
二人で相談したけど育てるのは難しかったようで
でも手術を受けるまでに日にちがあったらしく。
お腹に命を授かってから週数を重ねていたため
死産ということになり荼毘に付していることから
水子さんの遺骨が女性の手元にあるようです。
ずっと手元に置いておくわけにはいかないから
水子供養をしてもらうときに相談してみるのが
いいんじゃないかとご供養のとき尋ねられました。
どこかに納骨したいと考えておられるのですが
一般の納骨と同じだったら費用がかさむため
どこだったら頼めるのか困っていらしたので。
冥加料は一括でなくて分割でも構わないので
墓じまい不要の個別納骨できる合同納骨壇に
納骨して費用は分割で納める提案をしました。
お寺の合同納骨壇をご覧になったお二人とも
こちらにお願いしたいというご希望だったので
日を改めて遺骨を持ってきてもらうことにしました。
お二人が持参されたのはとても小さな骨壺でした。
亡くなられた日にちとお名前などを記すのに
蓋を開けたら中に入っていたのは小さなお骨でした。
合同納骨壇の申込書と管理規約に署名してもらい
納骨壇の個別区画の扉をあけて中に骨壺を納めて
扉を閉じてから水子さんの納骨回向をしました。
手を合わせようという気持ちになったときは
いつでも自由にお参りくださいと申しあげて
どこかホッとしたお二人をお見送りしました。