知らず気づかずにやってしまうこと
2025年5月8日(木)
フラワーフェスティバルで観光物産ブースの
商品を買ってその場で食べた人たちが滴らせた
食べこぼしが歩道に点々と跡になっています。
お祭り騒ぎのときは露店で食べ物を焼いている
煙や匂いのほうが強いから分からないですが
こぼれ落ちた食べ物や滴り落ちた脂も匂うんですね。
ボランティアの人たちによる清掃が行われて
置き去りにされた食べ物の容器や串だとか
空き缶や飲み物カップなどは回収されましたが。
平和大通りの側道の歩道には染みが残っていて
先日の雨で少しは表面が洗い流されていますが
陽が射して気温が上がると脂が匂い立ちます。
毎年のことなので「またか」という感じですが
暑くなってきたときにモワッと漂っている
お肉の脂の匂いって気持ち良いものではなくて。
でも雨が降るごとに少しずつ洗い流されていき
梅雨でまとまった雨が降るようになるころには
少しずつ薄まって分からないレベルになります。
自宅で食事をするときには落ち着いて食べるので
食べ物の脂を床にこぼすことはないでしょうが
外で食べるときは気にしないものかもしれません。
毎年このフラワーフェスティバルが過ぎたあと
ブロック舗装の歩道に残された脂染みを見ると
不用意に負わされる心の傷を思い浮かべます。
悪気があって言ったりやったりした訳じゃないけど
本人は知らずに気づかずに人の心を傷つけてしまう
ことを自分はどこかでしでかしていないか、と。
脂染みのようにいつか洗い流されればいいけど
不用意に負わされた心の傷はそんな簡単には
消えることがないだろうから気をつけないと、と。
気をつけていてもしてしまうことはあるでしょうが
野放図にならないよう気をつけておきたいものです。