四十九日の法要って何かと問われて
2025年4月23日(水)
「あの〜ちょっと伺いたいのですが」と電話があって
ご用件を尋ねると「四十九日の法要っていうのは
どういうものになるんですか?」と質問されました。
これには「う〜ん、そうですねぇ…」と唸りました。
即答できなくもないですが条件しだいでどう答えるか
いろいろ考慮しないといけない気がしたんですね。
この電話をかけてこられた方は元々私のお寺に
ご縁がある方ではなくて初めて電話してきた方なので
どこの宗派にご縁があるのか分からない状況です。
そのため亡くなってから次の生を受けるまでの
四十九日間というザックリとした中陰について
説明するのが一般的な答えとも言えなくはないですが。
浄土のお念仏にご縁がある方の場合でしたら
極楽にお迎えされたときの蕾が花開くまでの
四十九日間という説明のほうがいいんですよね。
そこであくまで私のお寺での説明になりますよと
前置きをして極楽に往生して花開いて出られて
次の道に進まれるときの法要になりますと説明しました。
「ちなみに四十九日の法要ってその日じゃないと
ダメなんですか?」とまたご質問されたので
「必ずしもその日じゃなくてもいいですよ」と答えました。
どなたかの誕生日のお祝いをしようとしたとき
当日が一番いいけど難しい場合は前倒しすることが
多くてそれでも難しいときは後ろに伸ばすことがあるように。
この四十九日法要も当日がもちろんいいですが
日にちを前倒しされることはよくありますが
場合によっては伸ばされることもありますよ。
とお返事したら「ではそちらでお願いできますか」
ということでしたので日にちと時間をお約束して
お寺でお待ちすることにしてご法事を承りました。
どこでどういうご依頼が入るのか分かりませんが
不思議な仏縁をいただいたのはありがたいことです。