坊主café 250418 心を寄せて聴く

2025年4月18日(金)


今日の午前中はお寺の本堂で坊主caféでした。
先日の花まつり法要のとき御供物で配った飴を
お裾分けしたらそれぞれ分け合っておられました。

久しぶりにご参加くださった方がいらしたので
近況を伺ったら特に大きな変化はなかったけど
老いていく親の姿と言葉が響いてくるらしくて。

もっと優しく接したいと心では思っていても
ネガティブな感情を浴びせるようにぶつけられて
つい自分も同じような言葉を言い返してしまうと。

親子のような近い関係性だと遠慮がないので
パッと放たれる感情をすぐ鏡写しにしてしまって
トゲがある言葉を打ち返してしまいがちですね。

そんな言い方しないようにしたいんだけども
その場では感情まかせにキツい言葉になることを
反省するけどうまくいかないということでした。

仏教では自らの行いを振り返ることを大切にして
良くなかった行いを修行する仲間に打ち明けて
悔い改めて行いを正そうとしていくのが修行でして。

仏教の修行では心がけてもできなかったというのを
なるべくできるように努力を続けていくというのが
大事なので反省していることをまずは大切にして。

親から放たれた感情に左右されないようにして
なるべく心が穏やかでいられるようにしたいと
努力し続けていきたいですねとお伝えしました。

他にもいろんな近況報告を聞かせていただきまして
特に変化がなく淡々とした日常だという方もあれば
親戚筋のお世話で苦労されている方もおられました。

それでも昔お世話になったご恩に報いようと思って
献身的に自分を犠牲にしながら面倒を見ているのに
自己中心的な人たちに振り回されている話もあって。

どれだけ頑張っても相手が何もわかってくれなくて
やるせないけどどうにもならないというご苦労には
皆さん心を寄せて大切に話を聴いてくださいました。

そのやるせない想いを受け止めて聴いてもらえて
幾分かは気持ちが収まるところがあったようですが
ご自分を労ることも忘れないようにとお伝えしました。

次回は5月16日(金)10:30から坊主caféを開きます。
お悩みに限らず日々のささいな出来事でもOKです。
お茶しながらステキなひと時をご一緒しましょう♪