オンラインでビブリオ読書会-5

2025年4月14日(月)


今月のオンライン読書会に参加してきました。
持ち時間5分で本について語るビブリオ形式で
5人の参加者が推しの本をそれぞれ紹介しました。

先月お休みしたので久しぶりの読書会でした。
私は少し前に刷り上がって納品されたばかりの
講演録『浄土立教開宗0年をたずねる』です。

読書が好きで本が好きな方ばかりの集いなので
リアル開催だったとしたら実際に手に取って
触ってもらいたいですがオンラインなので。

限られた時間で講師3人を紹介して内容にも
触れた話をしようとするとどうしても限界が
あったので少し尻切れのようになりましたが。

現在の中世の歴史観は昔学校で習ったものと
意外と違う解釈をされている内容があるので
お坊さんだけでなく普通に読んでも面白いし。

講師の2人が歴史の専門家で立ち位置の違いが
歴史の捉え方の違いとなって現れてくるところも
読み比べてみると興味深いだろうと紹介しました。

他の参加者が紹介した『喧嘩両成敗の誕生』が
室町時代から江戸時代にかけての本だったので
テーマは違うけど非常に気になる内容でした。

また『10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門』も
クラウゼヴィッツからアラビアのロレンスまで
紛争や対立の戦略思想史で似たジャンルでした。

泉鏡花著の『龍潭譚』は装丁を芹沢銈介さんが
手掛けたということでぜひ私に知ってほしかった
というので紹介くださったってありがたいですね。

個人的には『生き物の死なせ方』という社会学の
本に取りあげられている共生・共存からはみ出した
生物たちにまつわる話が最も気になった本でした。

今回は半ばズルい本の選び方だったこともあり
私の推し本は得票が伸びないと思っていましたが
蓋を開けるとなんと最多得票だったので驚きました。

都合により後半のフリートークは先に失礼しましたが
新しい本に出逢えて読みたいリストがまた増えました。
ホントあっという間に夜が更けていった読書会でした♪