デザインして編んだ本が届く
2025年4月9日(水)
手塩に掛けて編集してきた書籍ができました。
先月の下旬に校了して最終稿のデータを入れて
印刷して製本してもらって本の形になりました。
昨年が法然さまが浄土宗を開いて850年の
節目を迎えるということで助成をいただけるから
何か地元広島でもやってみないかということになり。
ちょうど研修会を担当することになっていたので
研修の内容を浄土宗ができた当時のころについて
学びなおすことをテーマにした企画を立案して。
研修会では二人の先生しかお招きできなかったので
もう一人は記念講演を開いてお話をいただいて
三人の先生の講演を冊子化する企画を立てました。
それぞれ三時間の講演を文字化するということで
おおよその文字量を仮定してページ数を考えて
書籍づくりの費用を予算立てしていたのですが。
予算立てしたとき見積もったネット印刷だと
価格は安いけど仕上がりがあまり良くないので
地元の印刷屋さんを紹介していただいたんですね。
相談に来てくださった印刷屋の営業の方が
話をしたらなんと高校時代にお世話になった
先生のご子息さんだということが判明して。
そのご縁もあって本の原稿のつくり方について
基本から丁寧に詳しく教えてくださったおかげで
本屋さんに並んでも良さそうな書籍ができました。
黒い表紙にしたかったので印刷したままだと
色移りするだろうから上からコートしたほうが
見た目も落ち着いていいですよというオススメで。
実際に仕上がった書籍カバーを手にしてみると
思ったとおりのステキな仕上がりになっていて
専門家のオススメは間違いなかったですね。
本の紙も当初は真っ白を考えていたのですが
目に優しく読みやすいクリーム色の書籍用紙が
一般的に多いということで紙質も変更しました。
他にも本そのものの表紙の色とか見返し部分の
紙の色についても希望するデザインを伝えたら
実現する方法を一緒に探してくださいました。
そしてついに納品された段ボールを開封して
刷り上がった本を目にして手に取ったときは
思わず口角が上がって笑顔になりましたね。
地元のお寺の皆さんに手伝っていただきながら
お待ちの方々のお手元にお送りする予定です。
喜びは束の間でまだお仕事は続いていきます…