丸いのに四角にも見えるモノ

ある人と雑談をしていたときに聞いた話です。
ＡさんとＢさんは同じモノを見ているはずなのに
何が見えるか尋ねたら全く違うことを言いました。

Ａさんはそれはまん丸の形をしていると言い
Ｂさんはそれは長方形の形をしていると言い
二人の目に映っている形は全く違っていました。

ＡさんもＢさんもお互いの言うことが違うので
「はぁ？意味わからん」「おかしいんじゃない？」
と言い合ったとしたらどこまでも交わらなくて。

自分こそが正しくて相手の方が間違っていると
言い張ってお互いに絶対に譲らない状況が続いて
言い争いになるか物別れになるかしかありません。

もしＡさんが「長方形ってどういうこと？」と思い
Ｂさんが「なぜ丸く見えているのかな？」と思って
相手の言い分を尋ねてみたら交わることができます。

自分の目には丸に見えているのに相手の目には
なんで四角に見えているのか興味を持ったり
疑問を感じたら相手に尋ねることができますね。

よくよく聞いたら同じモノを見ているはずなのに
それぞれ見ている方向が違っていることに気づき
二人が見ていたのは同じ円柱だったと分かります。

Ａさんは円柱を真上から見ていたので丸い形で
Ｂさんは円柱を真横から見ていたので長方形で
お互いの目に映る形が違っていて当然なんですね。

ということが世の中には案外よくあるけれど
見方や考え方が違うとき相手の話に耳を傾けて
交われるかどうかって大事だよねと言われました。

これは「円柱の喩え」というお話だそうでして
たくさんの人がこうして交わることができれば
世界から不必要な争いが少なくなるでしょう。

ステキな喩え話だったのでここでシェアします。
上からだと丸くて横からだと台形に見えるカップの中は
スタバのホリデー限定ジンジャーブレッドラテです♪