遺族会でグリーフとケアの話を
2024年10月28日(月)
昨年に続き今年も広島共立病院の緩和ケア病棟で
開催された遺族会「青空の会」にお招きいただき
30分ほど喪失とグリーフとケアの話をしました。
コロナ前は半年ごとに開催されていたそうですが
何かと慌ただしいし人手が足りないこともあって
このタイミングでの開催となったのだそうです。
前回のあとにこの病棟でご家族をお見送りされた
ご遺族の中から希望された皆さんが招かれていて
医師や看護師やスタッフさんも参加されていました。
前回に喪失とグリーフとケアの話をしたところ
ご参加のご遺族だけでなくこの病棟の医師や
看護師やスタッフさんにもとても好評だったらしく。
今回もグリーフを知ってもらうための話をしました。
いま2回目の僧侶のためのグリーフケア連続講座を
学び直しているなかで得た新たな気づきも加えて。
人によって響くところはさまざまだったようですが
ものすごくうなずいてくださる方もいらっしゃれば
涙をぬぐいながら聴いておられる方もおられました。
普段お葬式をおつとめするときにお配りしている
「大切な人をなくしたあなたへ」というメモに加えて
今回はメッセージを言葉にするメモも配りました。
『コロナ下で死別を経験したあなたへ』という
リヴオンが2021年にクラウドファンディングで
出版した本にある亡き人への手紙を元にしたものです。
今回も講演のあとで分かちあいの時間があったので
看護師さんと一緒に私もグループに入れていただき
皆さんのさまざまなお気持ちを聴かせていただきました。
自分の気持ちを話してもいいと思える状況や場がなくて
ずっと心にしまっていたことを話して聴いてもらえて
心が軽くなったようで良かったとおっしゃっていました。
当事者のための分かちあいの場があるといいのですが
病棟の皆さんは日々のお仕事に追われて忙しそうで…
何かお力になれるご縁があればお手伝いしたいですね。