来るもの拒まずで会ってみる
2024年10月22日(火)
広島のお檀家さんにお寺を紹介してほしいと
頼まれたのでそちらを紹介してもいいですかと
少し前に山陰のご住職さまから電話がありました。
私は来るものは拒まず去るものは追わずなので
そのお檀家さんがお寺と私をどう感じるのか
まずはお寺に来ていただくようにお願いしました。
ということで山陰から広島に転居されたFさんが
娘のMさんと一緒にお寺を訪ねてこられたので
本堂に上がっていただき顔合わせをしました。
Fさんは80代になって山陰の菩提寺さんまで
お参りするのが段々と難しくなってきたので
広島でお参りできるお寺を探しておられました。
娘のMさんも山陰を離れて広島で結婚されていて
ご自身も60代に入って先のことが心配になって
どこかお寺とご縁がある方が安心なのだそうです。
いざという時にはお葬式も頼みたいと言われましたが
その時はまず山陰の菩提寺さまに亡くなった旨を
連絡してお葬式をお願いしてくださいと答えました。
Fさんのご主人は20年以上前に亡くなられていますが
山陰の菩提寺さまにお葬式をおつとめいただいて
お墓も菩提寺さまの境内にあるということです。
ご主人が亡くなってからお墓参りで会うたびに
「Fさん!元気か!」と声をかけて気に掛けて
くださるとてもステキなご住職さまだそうでして。
当初はその声掛けにとても心が救われたうえに
ずっと変わらず声を掛けてくださっているので
ものすごく親しみを感じていらっしゃるんですね。
そういうご縁がある菩提寺のご住職さまでしたら
遠くても「行くよ」と言ってくださるでしょうから
ぜひ来てほしいと頼んでくださいとお伝えしました。
もしこのお寺や私をお気に召していただけるなら
ぜひお寺の法要にお参りいただけると嬉しいですし
ご命日のおつとめも喜んでいたしますと申し添えて。
そういう一つひとつのご縁を大切にしてくださる
お寺さまから紹介いただいたなんて嬉しいですね。
なお私もご依頼があれば遠くてもおつとめに伺います。