亡くなった祖父ちゃんは今どこに

2024年10月19日(土)

241019
県外にお住まいのお檀家さまが亡くなられて
都合が合わなくて地元のお寺さまに代わりに
お通夜とお葬式をお勤めしてもらったことがあって。

故人の希望を尊重してさしあげるということで
四十九日法要を広島に来てお寺でおつとめされて
ご先祖さまのおられる納骨堂に納骨されました。

納骨が済んで本堂に戻ってきたお孫さまたちが
木魚に興味津々な様子だったので「どうぞ」と
お勧めしたら嬉しそうにポクポクされていました。

あるお孫さまが「祖父ちゃんはお父さんとお母さんに
今ごろ会えてるかなぁ」とつぶやいていたので
「きっと会っておられると思うよ」と答えました。

四十九日の法要のあとお葬儀に行けなかったので
臨終に阿弥陀さまが迎えに来られる話をしました。
故人さまもお迎えに来ていただかれましたよ、と。

そのとき観音さまが持ってこられた蓮の花に
載せていただき花が閉じて蕾の中に包まれて
極楽の池から七日七回で花が開くと話しました。

「さっき阿弥陀さまのお迎えの話をしたでしょ。
観音さまがお持ちの蓮の花に載せてもらって
花が蕾になって極楽の池から出てくるって」

と言うとお孫さまたちはうなづいておられて。
「今ごろ花が開いて会っているかもしれないし
もしかしたらもう少しゆっくりされているかもね」

と言うと「じゃぁ祖父ちゃん会えたんだね」
とお孫さんたちは嬉しそうな笑顔になりました。
孫に愛されるお祖父ちゃんってステキですね。

きっとお祖父さまもこのご様子をご覧になって
ものすごく喜んでいらっしゃることでしょう。
そしてご先祖さまも阿弥陀さまもお喜びでしょうね♪