僧侶のためのグリーフケア連続講座in広島-5

2024年10月3日(木)

241003
僧侶のためのグリーフケア連続講座in広島の
第5回目がお寺の二階講堂で開催されました。
今回のテーマは「聴く力と対話を学ぶ」でした。

ファシリテーターのてるみんが体調不良のため
昨夜のハチドリ舎に続いて今日の連続講座も
欠席のためごっちゃん一人でのファシリでした。

今回は体験型ワークが中心の講座になっていて
聴くとか対話する場面では何が大切なのかを
体験を通して感じて学びを得るのが目的でして。

最初に聴くと対話をテーマにした宿題をもとに
考えて書いた内容をグループごとにシェアして
みんなで語り合うというワークから始まりました。

続いて3人一組になって3種類のストーリーから
1つのシナリオを選んで順番に3つの役割を演じて
仮想体験を通して学ぶロールプレイをしました。

役割は遺族と僧侶などお寺の人と観察者の3つで
同じシナリオを全員が順番に役割を交代しながら
自分ならどうするか試しにやってみるというものです。

前に福岡で受講したときにも体験したことがあるし
内容的には臨床仏教師のワークショップ過程とか
ひろしまsottoの研修よりもソフトなシナリオでした。

ロールプレイは回を重ねるほどに学びが深まるのですが
この講座では全員が同じ役割を順番にやっていくので
人による演じ方の違いが感じられたのがよかったです。

でも一番の学びは1人の悩みを全員で聴いたときに
与えられた役になりきって全員が違う反応を返すという
聴き手の在り方の違いを感じる「共感ワーク」でした。

福岡で受講したとき悩みを相談する役をしてみて
聴き手の反応の違いによって共感されているかどうか
一度に多種多様な反応を体感できて驚いたことがあって。

今回は相談役の人が聴き手役にどのような印象を
抱いたのか正直な感想を聴かせてもらうことができて
私もですが参加者の皆さんも大いに学びがありました。

最後の死別を経験された方との実際のやり取りの中で
戸惑ったり失敗したと感じた実例を深掘りするワークも
考えさせられる気づきがたくさんあって有意義でした。

前回と前々回の特別ゲストによる模擬体験も良かったですが
ワークを体感することで気づきがあるのもありがたかったです。
ということで広島クラス第5講の現場報告は以上です♪