企画者として冥利に尽きる感想

2024年9月26日(木)

240926
一年以上前から企画して準備を進めていた
浄土宗の中四国地区で8年に一度回ってくる
学び主体の講習会の初日が無事に開催されました。

お寺の二階講堂で90名を超えるお坊さんが
集まってきて今日と明日の二日間にわたって
6コマの90分の講義を受ける講習会です。

今日の講師は大阪大学名誉教授の平雅行先生で
昨年5月に京都の金戒光明寺で参加した講習会で
直接お目にかかって出講をお願いしたんですね。

その時は先生の体調が思わしくなかったようで
当初の予定より短い時間の講義だったのですが
日本中世の歴史観についての話は衝撃的でした。

私が学校で教わってきた日本史の教科書と
いま高校で使われている日本史の教科書では
内容が変わっている箇所がいろいろあって。

特に法然上人が浄土宗を開いたとされる頃は
教科書の記述が昔と違うということになると
法然上人の捉え方も変わるかもしれなくて。

ということで最新検定の教科書を執筆された
平先生の視点から法然上人とその時代について
浄土宗のお坊さん向けの講義をしていただきました。

おかげさまで遠近各地からご参加くださった
多くのお坊さんたちにも新鮮な内容だったようで
この講義は聴けてよかったと感想をいただきました。

次世代のお檀家さまに法然上人の話をするとき
従来の歴史観を刷新して今に相応しい内容に
しなければ耳を傾けてもらえないかもしれませんので。

大勢の皆さんが熱心に講義を拝聴くださっていて
講師の平先生も喜んでくださったということだし
企画した身としても嬉しい滑り出しとなりました。

ということで初日の現場からは以上です♪