目の付けどころは良いだけに惜しい

2024年7月15日(月)

240715
ティッシュペーパーが切れていたので買いに
薬局でボックスティッシュを探しているとき
ある棚に面白い商品があるのを見つけました。

近隣にお寺がたくさんある地域だからでしょう
お線香やお供えの造花や墓石専用洗剤など
お墓参りグッズが揃ったコーナーがありました。

最初は月光という商品名のお墓のお手入れ専用
だというスプレー式になった墓石専用洗剤が
目に留まって「へぇ〜」と思って立ち止まったら。

二つ隣に見たことのないパッケージがあって
「ポストに投函できる」という謳い文句と
真っ赤な郵便ポストに投函する絵に目が行きました。

このごろでは家族や親族だけに声を掛けている
こぢんまりとしたお葬式が多いこともあって
香奠も花もお断りしている場合が結構多くて。

そういう場合は香奠を持っていっても返されるし
だかといって何か気持ちを形にしたいと思ったら
お線香をお供えするということがあるようです。

ところがそのお線香が良い香りならいいですが
好みでないお線香を大量にお供えいただいても
使いどころがなくて行き場に困る方も多くて。

お寺で使ってくださいと持って来られることが
時どきありますが値段と香りの質は比例するので
リーズナブルなお線香って使いづらいんですね。

この商品も価格帯としては千円を切っていて
外包みや利益分を差し引いたら中身のお線香は
良い香りと感じる人が少なそうな気がします。

商品企画のアイデアとしてはいいと思いますが
同じお供えにするなら専門のお香屋さんが扱って
いらっしゃるような良い香りのお線香がいいですね。

亡き方や仏さまへのお供えとしてのお線香なので
自分が自宅でも日々のなかで焚きたくなるような
良い香りのお線香を選ばれるのがオススメです。

それにお供えとして気持ちを送るというのなら
安くすんだと感じるのは供養した感が薄いので
なるべく良いモノにされるほうがいいでしょう。

ちなみに香りの好みは人それぞれ違っていますし
値が張っても好みに合わないことだってありますが
そういう時はお寺でありがたく使わせていただきます♪