コテンラジオでジャンヌから仏教へ
2024年6月25日(火)
コテンラジオ「ジャンヌ・ダルク編」全12話の
一般配信が先週の木曜日で遂に完結しました。
個人のストーリーはエピソードが面白いですね。
コテンラジオも人文知もサポートしたくて
個人も法人もコテン・クルーに入っているので
アーリーアクセスを含めると2周目を聴き終えました。
最初は何でジャンヌ・ダルクを選んだんだろうと
思いながら聴き始めたのですが中盤あたりから
なんとなく腑に落ちてきて引き込まれていきました。
もちろん歴史の話をしているけど現代にも通じる
メタ認知の視点での解説を入れてくれているので
現代社会に対する解像度が上がるのがいいです。
当時はキリスト教なかでもカトリックがOSで
世の中が動いていたのが現代ではビジネスとか
経済がOSになっているというのは秀逸でして。
未来予測なんて誰にもできないはずなのに
事業で成功している人の意見を重宝して
なるほど〜って感じる感覚がそれだ、と。
前に「最澄と空海編」で鎮護国家に仏教を
導入していたのはミサイル防衛システムと
同じだっていう話があったのも同じですね。
そこでふと思ったのは中世日本においては
仏教OSがそこそこ浸透している中にあって
末法思想を信じていたのは自然なことですね。
末法思想がベースであるところに相次ぐ戦乱で
世の中が本当に末法なんだと思うのも自然で
だとすると極楽浄土を求めたいのも自然なわけで。
当時のように仏教がOSとして浸透していない
現代社会において厭離穢土欣求浄土というのを
スーッと求めたくならないのも自然なことでしょう。
となると浄土宗の中でよく耳にしているような
昔ながらの戦略でゴリゴリ押していこうというのは
かなりというかほぼ無謀すぎることになりますね。
こんなこと書いていたら浄土宗の人たちから
お叱りを受けてしまうかもしれないですが
怒る前にコテンラジオをぜひ聴いてくださいね。
そしてぜひコテン・クルーにも入りましょう♪