梅も枇杷も祖母を思い出す

2024年6月1日(土)

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今年もお寺の梅も枇杷も実をつけてくれました。
梅の木はお寺がビルに建て替えるよりも前の
木造だったときから植え替えている古い木です。

木の幹にうろというか崩れ落ちて向こう側が
透けてしまっている部分が縦に長くあるのに
それでも枯れることもなく生き続けています。

数年前に花が咲かなくなって寿命なのかなと
思っていたのですが少し前から息を吹き返して
また花を咲かせて実が成るようになりました。

祖母が生前に成った梅の実を焼酎に漬け込んで
梅酒をつくっていたのが懐かしい思い出でして
最近は母が梅の実を漬け込むようになりました。

亡き祖母の誕生日が5月の中ごろだったので
枇杷の実を見ると祖母の誕生日に届いていたなぁと
在りし日の祖母のことを思い出すことがあります。

この枇杷は祖母の誕生祝いとして叔父から届いた
長崎の茂木ビワに入っていた種の皮が破れていて
土に植えたら発芽して育った木から採れた実です。

梅も枇杷も祖母のことを懐かしく思い出すのですが
今年は梅の実も枇杷の実も大きく育ったようです。
梅は特に何もしていませんが枇杷は手が入っています。

春先に枇杷の実が少しずつ育ちはじめてきたころ
摘果したほうが大きな実が育つだろうといって
父が摘果したので今年は大きな実が成りました。

今は健在な父ですがいつか別れる日がくるでしょう。
そして何年も経ったころにふと枇杷の実を見ると
祖母に加えて父のことも思い出すのかもなぁ。。。

なんてことを枇杷の実を摘みながら思いました。
一緒に過ごせる時間も有限だから大切にしないと…と
頭では分かっていてもなかなかできてないですね。。。