臨床仏教師現場実習夜回り編-13
2024年5月21日(火)
昨夜はひとさじの会が行っている夜回りがあって
臨床仏教師の現場実習として参加してきました。
前回と同じ気温22℃で夜風が涼しく感じました。
今回が現場実習としては一区切りになります。
私は関西6期の現場実習過程だったのですが
コロナ禍で実習が先送りされていたんですね。
本来は一年間のプログラムになっているので
6月始まりの5月終わりという期間なのですが
開講のお知らせを受けて入ったのが10月でした。
先に始まっていた東京7期の実習生さんと共に
現場実習を受けさせていただいたおかげで
ご一緒する方がいて受講するのが心強かったです。
現場での所感や対話を記録する実習日誌について
最初にどう書いたらいいのかを相談できたし
夜回りも何をどうするか教えていただけました。
関西6期の実習生は私一人ではないようですが
他の同期の方にはお目にかかったことがないので
東京7期の方が同期になったようで嬉しかったです。
これまでの夜回りでは上野でお弁当などを渡すとき
次回は2週間後にまた来ますねと言っていたのに
最後だと思うと「また次回」と言えませんでした。
実習としての参加でも継続して夜回りに通うと
お弁当などをお渡しして挨拶や会話を繰り返して
心の距離感が近くなれたと感じる方がいらして。
そういう方に「ではまた」と言ってお別れをして
嘘をつくようなことはしたくないと強く感じて
「では失礼します」としか言えなかったんです。
最後の実習だからこそ湧いてきたこの感覚は
以前に臨床現場に出ているお坊さんの講演で
伺った話と似たような状況のように感じました。
きっとこの感覚は現場実習に出たからこそのもので
とてもとても大切にしないといけない感覚だ
という実感を得られたのは貴重で大事な体験でした。
この夜回りは多くの方にご理解やご協力をいただき
現場での実習を最後まで続けることができました。
ありがたいご縁や出逢いもたくさんいただきました。
終わってしまうことへの寂寥感を抱きつつも
最後を迎えた安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。
ここでの経験を糧としてより精進して参ります。