自分用のお仏壇を持ちたい

2024年1月31日(水)

240131
いつの頃からか時どきお寺へフラッと訪ねてきて
本堂に上がってしばらくお念仏していく青年がいます。
その彼からお仏壇の開眼をしてほしいと頼まれました。

元々は浄土宗とご縁があったわけではないのですが
前に知恩院がやっていたおてつぎラジオを聴いて
浄土宗が好きになったということなのだそうです。

少し前に「浄土宗の仏さまがほしい」と言われて
どなたがどこに安置するのに欲しいのかを聞くと
彼が自分用に手元に持ちたいという答えでした。

どこでご絵像が手に入るか知りたいと言うので
お寺にあるものでも差し支えないかと聞くと
それで良いというのでご絵像をお譲りしていました。

仏壇開眼というので彼のお宅に伺うのかと思ったら
お仏壇は小さいから自分で持って行くということで
お寺に持参されたのはこぢんまりとしたお仏壇でした。

本堂でお預かりして扉を開いて拝ませていただくと
先日お譲りした阿弥陀さまのご絵像がちょうど
ピッタリくらいに掛けて留められていました。

お二人のお祖母さまが数年前に亡くなられていて
昨年は親御さままで逝去されたということで
自分の手元にお仏壇を置きたいと思ったそうです。

できればいつでも持ち運べる大きさが良いからと
親御さまが亡くなられたあとお仏壇を買っていたそうで
中に仏さまを迎えたので開眼を頼んだということでした。

お檀家さまではない新しいご縁の信徒さまに
ご自分に持ちたいと思ったお仏壇の開眼供養を
頼まれるというのはとても有り難いご縁でした。