夢に見てもう居ないと実感する

2024年1月13日(土)

240113
ご法事のあと「最近どうですか」と尋ねたら
いろいろな近況を話してくださっていたときに
「主人が夢に出てきたんですよ」と仰いました。

本人は薄々感じていたのかどうか不明ですが
突然に体調が悪くなって坂道を落ちるように
ご病気で急逝されてから一年が経たれました。

あまりに急なことだったので亡くなったことを
ずっと受け入れられないままでいらしたようで
まだどこかに居るような気がしていたそうです。

昼下がりにふとウトウトしていて目が覚めたら
そばにご主人がいないことが不思議に思えたり
どこかに出かけているとしか思えなかったり。

ご主人のお葬式を出してお別れしたはずだけど
もう居なくなったんだという実感が湧かないまま
一日一日が過ぎていくという感じだったとか。

これまでずっと夢に出てきてくれなかったけど
少し前ご主人と一緒に山を登っている夢を見て
やっとご主人がもう居ないんだと思えたそうです。

ようやくご主人が夢に出てきてくれたことで
まだその辺に居ると思っていた感覚が消えて
亡くなったんだと実感できたということでした。

それが辛いとか哀しいとかいうのではなく
どこかホッとしたように思っておられるようで
聴いていた私も少し安堵したように感じました。

亡き方が夢に出てくるという話はよく聴きますが
人によっていろいろと感じ方があるものですね。