笑顔や良い雰囲気のお裾分けを

2023年12月29日(金)

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片付けをしていて未開封の冊子を見つけたので
パラパラとめくっていたら目に留まった記事が
お世話になっている吉水岳彦さんの寄稿でした。

臨床仏教師の現場実習で受け入れてもらっている
ひとさじの会での活動でのご縁から知り合った
ベトナム人青年についての話が載っていました。

仏さまにお願いごとをしたときに何を思ったのか
尋ねたとき自分が設立した会社の興隆だと聴いて
あぁなるほどと思ったということだったのですが。

会社が軌道に乗って大きくなっていった先には
自分の身の回りの人たちが幸せになるだけでなく
貧困や孤独に苦しむ人をも支えたい願いがあって。

彼が抱いている純粋で広やかな慈悲の想いを知って
胸が温かくなったという話を読んでハッとしました。
自分はそこまで広い慈悲の心を持てているか、と。

ということがあったので今年最後の寺ヨガで
月に1回ヨガの前に皆さんと木魚でお念仏して
その後にする短い法話のときにこの話を紹介しました。

自分に良いことがあったとき自分だけのものにせず
周りの人に笑顔や良い雰囲気だけでもお裾分けして
ほんのわずかでも慈悲を広めていきたいですね、と。

吉水岳彦さんの記事は浄土宗総本山の知恩院が
発行している機関誌『知恩』の最新12月号に
載っていますのでお手にとって読んでください。