老いた親を同居で介護する苦悩

2023年12月23日(土)

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親御さんと同居しながら介護をされている方は
苦労が絶えないけど離れて暮らす兄弟姉妹には
分かってもらえないという嘆きやボヤキは多いです。

歳を重ねるほどにできなくなることが増えていき
お世話することが日ごとに増えていく感じだけど
たまに会うだけの人にはそれが分からないらしく。

できないことが増えるほどにできないことに慣れて
いろんなことを自分でするのが煩わしくなって
一緒にいる人にやってもらおうとすがってみたり。

逆に今はまだできることにものすごく執着して
やりたい気持ちがますます抑えられなくなって
人の心配を押し切って無理にでもやろうとしたり。

時間の感覚がズレていって夜中に起きていたり
足元がおぼつかなくなって転倒してしまったり
ふいに家を出かけて行方が分からなくなったり。

そんなことが増えて面倒が看られなくなって
家で暮らし続けるのが親にもしんどそうだと
同居でお世話する子ども夫婦は思っているけど。

たまに息子や娘が来たら急にしっかりして
何も問題がないような様子にしか映らないので
施設に預けるなんてありえないと言われるらしく。

最近では夜中に物音がしたらハッとなって
おちおち寝ていられなくなってしまうので
さすがにもう限界かも…とおっしゃっていました。

その状況をどうにもして差しあげられなくて
ただお話を聴くことしかできませんでしたが
それでも少しは心が軽くなったということでした。

今の私にはそうしたことに悩むことはないですが
できればご縁がないままだといいなぁと思います。