人と一緒にいて感じる孤独さ

2023年12月13日(水)

231213
結婚して家庭を持った娘さんに声を掛けられて
娘さんの家に自分の部屋をつくってもらって
一緒に暮らしている方のお話を伺っていたら。

お婿さんはとてもいい人だし孫娘も可愛いし
きっと世間からしたら恵まれているだろうし
ありがたいと思っていますとおっしゃいました。

世間的には恐らく恵まれているでしょうから
「そうでしょうね」と相槌を打ったところ
「でも本音は寂しいんです」とつぶやかれました。

へぇ〜っと思いつつ「そうなんですね」と言うと
「お婿さんは優しすぎるくらい優しいんですが
なんとなく娘一家の輪に入りづらいんです」と続き。

「娘たちは一緒に食事に誘ってくれたりとか
お出かけしようと声を掛けてはくれるんだけど
気を遣ってしまうから何となく居づらくて」とのこと。

「周りに人がいないわけじゃないんだけども
なぜか自分だけ一人なような気がしてしまって
居場所がないって感じることありますね」と言うと。

何度も首を縦に激しく振りながら「そう!そう!
まさにそれ!よかった!気持ちが分かってもらえて!」
と顔を輝かせがら「そうなんですよ」とおっしゃいました。

だれも人気のない山奥に一人だけポツンといる時より
ごったがえす人混みの中とかどこかの団体の中とか
周りに人がいる時に感じる孤独感ってあるんですよね。

私もかつては独りだなという寂寥感に苛まれて
鬱々とした気持ちに沈んでいたことがあるので
何となく想像されて思わず口走ってしまいました。

たまたまですが気持ちが分かってもらえたと思えたようで
それから心の内なる想いをとめどなく打ち明けられて
思いの丈を話すことができてとてもスッキリされました。

本当はもっと感情をしっかり聴くようにしたほうが
よかったのだろうとは思いますが今回はつい先走って
自分が感じたことをポロッと言ってしまいました。

今回のように先に自分のことを言ってしまわないよう
感情に耳を傾けて聴くに徹することに心がけていますが
言いたくなる気持ちをもっと抑えようと反省しています。。。