やらないことを決めるという選択
2023年12月2日(土)
祖父のご法事に参列していた高校1年と3年の
お孫さん2人に最近の様子を聞かせてもらうと
高3のお姉さんは受験勉強の真っ最中でした。
大学に進学したら学びたい分野はあるけれど
将来の夢はまだはっきり定まっていないので
大学にいる間に探そうと思っているようです。
高1の妹さんはまだ将来のことは考えてなくて
何になりたいとかどういう仕事がしたいというのは
全く考えたこともないし分からないみたいです。
そんな話をしているときにふと思い出したのが
何かやりたいことを見つけろって言われても
そんなものに出会える人はほとんどいなくて。
子どものころに見たり触れたりできる世界は
あまりにも限られすぎていてとても狭いから
自分の夢を探すように言われても難しすぎるから。
いつかどこかで夢に出会えるかもしれないけど
それまでは自分がやりたくないと思ったことを
将来の夢から選び捨てることで充分という話です。
十代のころにやりたいことを探せと言われても
わけもわからず彷徨い続けても見つからないから
進むべき道より進まない道を決めるわけですね。
何かを選ぶときには他のものは捨てているので
捨てるものを決めたら選ぶ対象が少しは減って
わずかでしょうが選びやすくなるということです。
といったことを思い出したので話していたら
親御さんたちのほうが「それはそうだ!」と
妙に納得しながら聞いていらしたのが面白かったです。
ちなみに私はやりたいことがいろいろあるので
自分がやりたいことができなくならないように
しないことを決めて手を出さないようにしています。
つい手を出しすぎだと思うこともよくありますが…