薬を減らして具合が良くなった
2023年11月29日(水)
先ごろお寺の本堂でお勤めしたお十夜法要に
久しぶりにお寺へお参りくださった方がおられて
お一人で来られたと聞いてとても驚きました。
ひと頃はしばらくお具合があまり良くなさそうで
身体もしんどそうで足元も弱々しかったのですが
その頃が嘘みたいにお元気になっておられます。
いつも月命日のおつとめでお宅に伺っていて
お経のあとにいろんな話を伺っているのですが
今回は具合が良くなった理由を尋ねてみました。
処方されている薬がたくさんの種類と数があって
思うところがあってとある薬を止めてみたところ
足がむくまなくなって楽になったのがはじまりで。
もしかして薬を飲み過ぎなのかと違う薬も止めてみたら
身体の調子が思いのほか良い感じになってきて
今では調子が悪くなりにくい気がしているそうです。
大きな病院でいくつか診療科を巡られているのですが
少し前に担当の先生が替わった診療科があるそうで
その先生に薬を自分で減らしたことを伝えてみたところ。
先生もその薬は合わないかもしれないと判断されたので
自分で止めてみた薬は飲まなくてよくなったから
前の先生は何を診療していたのかと思った、ということでした。
もちろん症状によって薬が効くことはありますが
時には薬が良くない方に作用することもあるんだなと
薬を止めて良くなった方の話から考えさせられました。
いまアニメが人気の「薬屋のひとりごと」の中でも
「何にでも効く万能薬っていうのはない」という
父の言葉を述懐する主人公のシーンがありましたね。
信じることでなぜか効くプラシーボ効果もありますが
薬を飲まなくても良いのが一番だなぁと思いました。