自分の中にポッカリ穴があく
2023年11月24日(金)
今日はお寺の前住職さまのお葬儀に伺いました。
3日前に今の住職さまから電話をいただいて
師僧が遷化したので来てほしいと連絡を受けました。
お通夜とお葬儀について相談したいとのことで
他の和尚さまと一緒にお参りして話を伺って
一昨日のお通夜で今日がお葬儀となりました。
お坊さんの場合は逝去と言わず遷化と言ったり
枕経は不要なので臨終のお勤めと言ったりと
何かといろんなことがあれこれ違っています。
お坊さんの通夜葬儀に参列したことはありますが
お勤めする側になるのは初めてのことだったので
昔学んだ記憶を思い出しながら相談にお供しました。
臨終のお勤めの後にもお通夜のお勤めの後にも
今の住職さまのご挨拶を聴かせていただきながら
自分の師僧のいつか来る日を想像してしまいました。
もっとこうしておけばよかったと思ってみたり
もっと優しくしていたらよかったと思ってみたり
きっと自分も同じように感じるのだろうなぁ、と。
「息を引き取った瞬間に自分の中にポッカリ穴があいた」
という言葉には胸をつままれるように思いましたが
いま自分にはまだ想像することしかできていません。
まさに別れる瞬間になって初めて実感するのでしょう
あのとき聴いた言葉はそういう意味だったのか、と。
分かっているつもりでも何も分かってないんでしょうね…