お寺の年中行事をどうしていくか
2023年11月23日(木)
今日は本堂にてお十夜法要を執り行いました。
8月にお盆があって9月に秋のお彼岸があるので
11月にあるこのお十夜はお参りが少ないんですね。
安芸門徒が大多数の広島に限らず全国的にも
浄土宗のお十夜の法要は耳慣れないでしょうし
お参りしようと思ってもらいにくい法要だと思います。
全国的には10月か11月に執り行うのが一般的で
日にちはお寺によって自由に決めてよいのですが
私のお寺では勤労感謝の日の祝日に執り行っています。
というのもお寺の年中行事は農閑期が多いんですね。
春秋の彼岸もお盆も田植えや収穫は避けているし
お十夜は収穫後の秋祭りの時期にあたるわけです。
ご参列の方が今年は例年になく少なかったので
残念ながら大数珠繰りをするのは難しくて
私のお話だけで法要を終えて書院でお茶しました。
一つだけ良かったのはお参りの方が少なかったのと
大数珠繰りがなかった分だけ早く終わったことで
皆さんが書院でのお茶に残ってくださいました。
おかげでいつもより時間的な余裕があったので
皆さんといろいろとお話をすることができました。
そんなひと時が持てたのはありがたいことでした。
とはいえこれからのお十夜法要をどうするのか
日にちのこととか法話や大数珠繰りではなくて
他に何かをするのか検討する必要がありそうです。
お寺の年中行事のあり方を見直す時期かも知れませんね。