臨床仏教師現場実習夜回り編-4
2023年11月21日(火)
昨日はひとさじの会が行っている夜回りでした。
臨床仏教師の現場実習として4回目の参加で
最初は前々回のふりかえりの時間で始まります。
実習として準備から夜回りに参加しているので
同じ実習生たちと提出した実習の記録をもとに
指摘を受けて一緒に共有して学んでいきます。
今回は支縁を受ける方々と会話しているときに
会話が途切れてしまって間が空いた状況で
どうするかということが中心の学びでした。
私は間が空くと耐えきれなくなる傾向があって
間を埋めてしまう癖があるのですがそうしたら
相手の思案が深まるのを止めることがあります。
自分の想いどおりに運ぼうとしてしまうことを
どうにか耐え忍んで留まろうとするというのも
仏教の説く「忍辱(にんにく)」と教わりました。
忍辱というと人から何かされたときに耐え忍ぶ
ということばかりを想い浮かべてしまうけども
こういう自分の留めかたも忍辱の一つなんですね。
この忍辱を実際に実践するというのは難しくて
そうやすやすとはできないかもしれないけれども
自分の癖を知って努力するのは大切なことです。
それともう一つは「どうしたらいいですか」の問いに
どのように言葉を返していくのが良いのかというのを
他の実習生から聴かせていただいた学びがありました。
必ずしもこれが正解という返し方はないのですが
問いかけてきた相手の想いがどういうものなのかを
聴かせていただける応じ方になっているか問われました。
一緒に参加している実習生の皆さんがいらっしゃると
ふりかえりの時間に得られる学びの幅が広がるので
この実習現場に参加できてありがたく思っています。