78年前の8月6日に想いを馳せて
2023年8月7日(月)
5月からコロナ禍の行動規制が解除されたので
昨日は4年ぶりに大勢が平和公園を訪れていた
78年目となる広島原爆忌の79回忌でした。
毎年夕方には仏教各宗派が原爆供養塔の前で
原爆死没者の慰霊法要をお勤めしていますが
今年は参加人数を絞らなくてよいということでした。
浄土宗は毎年18時45分から15分間ですが
前日と当日に仏教と神道とキリスト教による
それぞれ宗派ごとの慰霊行事が行われています。
ちょうど灯籠流しが始まるころの時間でして
昨年まではスタッフだけが流していましたが
今年は4年ぶりに規制なしで受け付けていました。
浄土宗のお勤めのころは灯籠流しの順番待ちで
たくさんの人が行列をつくって並んでいますが
今年は見たことがないくらいの長蛇の列でした。
遠方から来た風なお子さま連れのご家族とか
大人に引率されている小学生たちの集団とか
小さな子どもたちの姿がたくさんありました。
実際のご遺族やご縁のある人たちというより
広島を訪ねて灯籠を流す人のほうが多そうでして
夏の風物詩の一つのような感じではあります。
それでも8月6日に平和公園で長い列に並んで
本安川の川辺に降りて原爆ドームの前から
灯籠を流したことを覚えていて欲しいですね。
私は子どもの頃に祖母に連れられて列に並んで
赤や青の紙に言葉を記してローソクに火を灯して
川面に浮かべて手を合わせたのを覚えています。
今年の8月6日に灯籠を流した子どもたちも
川に灯籠を浮かべて手を合わせた記憶を大切にして
争いのない未来を築いてくれるよう願っています。