心が追いつかない突然の別れに

2023年7月13日(木)

230713
昼は会って話していたのに夜には亡くなったという
突然の別れをどう受け止めたらいいか分からないので
何か参考になる話を聞かせてほしいと尋ねられました。

お昼にお父さんとお母さんと一緒にカレーを食べて
夜は自分の家に帰って寝ていたら夜中に電話が鳴って
お父さんが亡くなったという訃報が入ったそうです。

隣に寝ていたお母さんが夜中に起きたときには
お父さんの身体は体温を失いつつあった状態で
心臓が突然止まったということだったようです。

状況が飲み込めないまま流れるようにお通夜を迎え
翌日にお葬式を出して火葬して遺骨を拾ったけど
3ヶ月経った今もまだあまり実感がないといいます。

皆さんが憧れるいわゆる「ピンピンコロリ」ですが
特にお元気な方の場合は後に残される家族にとっては
あまりに突然のことすぎて世界が止まるようだったり。

現実にはもう居ないのを頭でも理解が追いつかないし
心でもまったく受け容れることができない状況で
身体にも心にもいろんな反応が起きて出てきます。

でもこの「反応」という言い方が大切なポイントで
自分がどうかしてしまったとかおかしくなったとか
自分の状態に「判断を下す」必要はないんですよね。

あくまでいまの自分はこういう状況なんだねと
ありのままの自分の様子をそのままに受け止めて
そういう反応をすることもあると思うのがミソです。

あまりにも突然すぎるお父さんとのお別れは
緊急入院面会謝絶絶対安静という大変な状況に
いきなり放り込まれたようなものだと思います。

それでも社会とは関わりを持ち続けないといけないし
毎日どうにか自分で生きていかないといけないので
身体にも心にもけっこうな無理を強いているでしょう。

その時どきの自分をありのまま受け止めるようにして
「いまの自分はこうなんだね」というので止めておいて
「だからダメなんだ」などと自分を評価しなくていいですよ。

などと自分との向き合い方についてお話しました。
他にももっとお話したことはいろいろありますが
それはまたの機会にブログで綴ることにします。