篤志を形に変えて木魚に

2017年11月24日(金)

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永年にわたりお寺によく通われてよく尽くしてくださった方がいらっしゃいました。
お迎えをいただかれ寂しく思っていたところ亡き方のためにとご遺族から篤志を賜りました。
何かしら本堂の中で形となるものをと考えて導師座の木魚を新しくすることにしました。

右端の木魚がこれまで導師座で使ってきていた木魚です。
新しくする木魚の候補を3点ほど並べて比べさせていただきました。
大きさ優先でいくなら一番左ですが音は左から二番目が良さそうでした。

しかし左から三番目の音も割と良いうえに彫りが素晴らしいものです。
歳月をかけて使いつづけていくと今聞こえている音より少し高くなると聞きました。
乾燥させた木を使っているのですが、さらに乾燥が進んでいくためとのことです。

形となることを最優先するということを優先して左から三番目の木魚に決めました。
この木魚を先日のご法事でお披露目したところ大変に喜んでくださいました。
篤志を賜ったおかげで本堂の荘厳がステキになりまして有り難いことでした。