花まつりには切ない気持ちになる

４月８日はお釈迦さまご降誕の花まつりで
今年もお寺の講堂へあがる階段の踊り場に
お釈迦さま誕生仏を花亭にお祀りしました。

花亭の器に容れられた甘茶を金属の柄杓で
お釈迦さまに潅いでいただけるようにして
あるのでお近くの方はぜひお参りください。

仏さまであるお釈迦さまに甘茶を潅ぐから
潅仏会という法要をお勤めしていましたが
明治ころから「花まつり」と言われてます。

お釈迦さまは母の摩耶夫人が里帰り途中に
ルンビニでお生まれになったということは
当時も里帰り出産の慣習があったのですね。

ただ母の摩耶夫人はお釈迦さまが生まれて
７日後に亡くなられたと伝わっていまして
そのことを思うと切ない気持ちになります。

もし私が生後１週間で母と別れていたなら
今とは全く違う人生を歩んだでしょうから
母が健在であったことを有り難く思います。

お釈迦さまのご降誕をお祝いするとともに
摩耶夫人には心よりお念仏を申しあげます。