笑顔で終えられた納骨にて

2017年11月7日(火)

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先日、遠くに瀬戸内の海と空と島々が見渡せる墓園にお参りしました。
十年前に建立されたお墓の開眼と納骨のおつとめのためです。
お天気にも恵まれて穏やかな陽気に包まれていました。

ここの墓園では自分で墓石をずらして納骨する形式でした。
幸いにも花立てが一体式だったので高齢の喪主さまは無事に納骨されました。
周りには何も知らない素人が触るのは難しそうなお墓も見受けられました。

大きな自然災害の後でお墓がずれたり倒れたりしたという話をよく耳にします。
業者さんに直してもらおうにも順番待ちが大変だったりされたようです。
そこへ若手のお坊さんがボランティアとして駆けつけて直された話も聞きました。

お墓の石はとても重たいので気をつけていても扱いが大変です。
ボランティアで駆けつけたお坊さんが墓石で大怪我を負われたこともあったと聞いています。
ですから今回の納骨で喪主さまが墓石を動かされる様子を見守るのはドキドキしていました。

ここの墓園は管理のお世話はされているようでしたが事務所は見当たりませんでした。
納骨で動かした箇所の目地は専門職の方が後ほど埋めてくださるようではあります。
できれば納骨の時にも石を扱う方がいらしていた方が安全で安心だと思います。

万が一にお怪我をされたら納骨の思い出が苦々しいものになってしまうかも知れません。
お墓に納められた亡き方が申し訳なく思われるような事態はあって欲しくありません。
墓石を動かすことは滅多にないでしょうが扱いには呉々も気をつけていただきたいものです。

最後に皆さまで墓石を囲んでいただき記念写真をお撮りされることをお勧めしました。
シャッターボタンを押しながら皆さまが微笑んでいらした様子を有り難く思いました。