必要なときに必要なご縁がやってくる
2026年7月31日(金)

6月初旬に坊さん友人の現場見学に同行して
広島県府中市にある道田木材さんを訪れました。
間伐材を活用した卒塔婆を見せていただくためでした。
(詳しくはブログ「卒塔婆ができるまでの物語」をどうぞ)
森林資源を活用して森を守っていくだけでなく
地元の皆さんともつながって力を合わせながら
卒塔婆が作られる様子を見せていただきました。
もし短い経木塔婆を作っておられるようでしたら
私もお願いしたいと思って尋ねてみたのですが
残念ながら取り扱っておられなかったんですね。
私のお寺ではお墓用の卒塔婆を立てることが
ほとんどありませんので、道田木材さんとは
ご縁がなさそうだなぁと思っていたのですが…
ところが先日、とあるお寺の檀家さんという方から
「お墓の塔婆を引き取ってもらって新しいものを
お願いできますか」という電話がかかってきました。
詳しくお話を伺うためにお寺へお越しいただくと
これまでは菩提寺さまへお願いしていたけれど
歳を重ねてお寺に通うのが難しくなったそうで。
菩提寺さまに相談したら「家から近いお寺に
頼んでみたらどうですか」と紹介されたらしく
うちのお寺に電話をくださったということでした。
ご持参された古い塔婆を見せていただくと
一般的な六尺ではなく三尺の卒塔婆だったので
一旦預かって新しい塔婆をご用意することになりました。
そのとき思い出したのが、つい先日訪ねたばかりの
道田木材さんで、少ない本数でもお願いできますかと
問い合わせると快く引き受けてくださいました。
届いた卒塔婆には節や木目の違いもありましたが
それらこそ間伐材を生かしながら森を守る取り組みの
一つだと思うと、その表情にも味わいを感じました。
実際に墨書してみても何の問題もありませんでした。
こうして間伐材の卒塔婆を使わせていただけることを
ありがたく思いながらお書きすることができました。
見学したときには、なかなかご縁がなさそうだと
残念に思っていましたが、まさかこんなに早く
別の形でつながるとは思ってもいませんでした。
ほんと出会いのご縁というのは不思議なものですね♪