後ろからお経が聞こえてきた
2026年8月12日(水)

お盆の棚経でお参りに伺ったお宅でのことです。
おつとめをしている途中、どうやら後ろから
私に合わせてお経を唱える声が聞こえてきました。
棚経ではお盆だけ唱えるお経が最初に続きますが
途中で日常勤行のお経になってから声がしてきたので
一緒に唱えやすいよう少しゆったりおつとめしました。
実は以前、ご自身でも毎日お経をあげたいので
読経を録音してくださいと頼まれたことがあり
お経本と一緒にCDをお渡ししたことがあります。
80歳を過ぎてから、それまで聞いたことも
読んだこともないお経を自分でも読みたいと
思ってくださったことだけでもありがたいのに。
途中で「これは知ってるお経だ」と気づいて
私に合わせてお経を読んでくださったことに
感心しましたし、とてもありがたく感じました。
でも感動はそれだけでは終わりませんでした。
帰り際に「お灯明の灯りを残していますから
気をつけてくださいね」と申しあげたところ。
「灯りはそのままで大丈夫です。和尚さんを
お見送りしたあとでまたお経をあげますから」
とおっしゃるのを聞いてさらに心を打たれました。
お経本を開いてCDを流しながらおつとめするのが
すっかり日々の習慣になっていらっしゃるんですね。
きっとご先祖さまも喜んでおられることでしょう。
想いがあって自分でもおつとめするようになり
毎日続けていくうちに信心が深まっていく。
とてもありがたいお姿を見せていただきました。