また来年もお会いしましょう

2026年8月7日(金)


いよいよ本格的にお盆の棚経が始まりました。
今日はお寺から少し離れた地域のお檀家さまの
お宅を一軒一軒お参りして回ってきました。

「今年の暑さは本当に厳しいですね」というのが
棚経のおつとめを終えたあとでお話するとき
皆さん決まり文句かのようにおっしゃいます。

ご年配でお独り暮らしの方も少なくありませんが
今年は暑すぎて外へ出ることがほとんどなくて
ずっと家の中で過ごす毎日が続いているそうです。

あるお宅では、週に1回ほどお子さまが買い物に
連れて行ってくれるときに車の窓から外の景色を
眺めることがいま一番の楽しみだと伺いました。

そんなお話を伺っていると、ふとその方が
「こんなに長生きするとは思わなかったけど
いつまで生きないといけないんですかね」と一言。

どうお答えしたものだろう…と思っていたとき
隣にいらした娘さまが「お母さん、そんなこと
言わないで元気でいてちょうだい」と微笑まれて。

私も「そうですよ。また来年も元気にお会い
しましょう」と申しあげると、お二人とも
やさしい笑顔になられたのが印象に残りました。

普段は誰とも話をする機会がほとんどないので
今日は娘も帰ってきて、お坊さんも来てくれて
いろいろ話ができてよかったと喜ばれていました。

お盆にお宅に伺ってお経をおつとめするだけでなく
一年に一度こうしてお顔を合わせる皆さまから
いろんなお話を伺うひと時こそ大切だなぁと感じます。

来年のお盆もまた元気なお顔を見せていただき
お話を伺いたいと願いつつ次のお宅へと向かいました。