早めに盆塔婆の手仕事を
2026年8月5日(水)

少し前に三尺の卒塔婆についてブログを書きましたが
私のお寺では納骨堂にお供えするお盆用として
厚さ1mmの薄い経木塔婆をご用意しています。
広島の盆灯籠がお盆の風物詩になっていますが
近ごろでは厚さ8mmで長さ30cmくらいの
市販の板塔婆をお墓に立てる方が増えてきました。
お寺の納骨堂でお盆にお渡しする経木塔婆は
朱の三宝印と蓮台印の上に文字が記されていて
お寺で一枚ずつ押しているオリジナルです。
去年は三連休直前に棚経参りが終わったあと
夜遅くに押印しないといけなくて大変でしたので
今年は少し早めに準備することにしました。
というのも例年は7日ごろにお盆用に押印して
いますが、近年は8月に入ったら早めにお供え
したいというご要望も増えてきているんですね。
他のお寺では業者さんに頼んでこれまでと同じように
印刷してもらった塔婆を使われるところが多いようですが
私のお寺では今でも一枚ずつ手で印を押しています。
もちろん印刷してもらえば手間はなくなります。
それでも手作業で盆塔婆を一枚ずつ用意していると
お盆を迎えるんだなぁという実感が湧いてきます。
効率だけを考えれば、もっと楽な方法もあります。
それでも、お寺に受け継がれてきたこの手仕事も
大切に残していきたいお盆の営みの一つです。
昔からのお檀家さまは馴染みのある盆塔婆ですが
新しくご縁のあった方には馴染みがないようで
お寺でご用意する枚数が少しずつ減ってきています。
去年より枚数は少なくなりましたが、今年も
一枚ずつ押印を終えました。なるべくこれからも
手仕事を大切に残していこうと思っています。