怠ることなく精進せよ…

2026年9月5日(土)


広島県内のお寺の前住職さまの本葬にお参りしました。
先々月にご遷化されて密葬はお近くの方々が集まって
済まれていて、このたび本葬を執り行われました。

檀信徒やご縁のある方々にもお別れいただくため
お盆が明けて今月になっての本葬だったのですが
お盆の間にご内室さまも続いてご逝去されました。

そのため、お二人ご一緒の本葬ということになり
厳かにお寺の本堂でご法要がお勤めされましたが
その場で一つ考えさせられることがありました。

本葬の導師を勤めていたのは広島県内の浄土宗を
いま担ってくれている同年代の友人でしたし
脇導師を勤めたのも同年代の先輩と友人でした。

役僧を勤めていたのは後輩のお坊さん方で
参列されている和尚さん方を見回してみても
同年代や後輩のほうが多かったんですね。

先輩方が思っていたより少なく感じた瞬間に
ふと「そういう年代になったんだなぁ」という
不思議な感慨がジワジワと湧いてきました。

自分の年齢だけを考えれば、会社では役員など
責任ある立場を任されるとか、中には早期退職する
ような頃合いでしょうから不思議ではありません。

それでも私の周りには元気な先輩のお坊さん方が
まだたくさんいらっしゃるような気がしていて
自分はその後ろを歩いている気持ちでいました。

でも、もしかしたらそう思っていたかっただけで
少しずつ自分の立ち位置が変わっていたことに
気づけていなかったのかもしれません。

先に来た者が先に去るのは当たり前のことですが
あらためて実感すると「諸行無常」という言葉が
これまでとは違った感じで胸に迫ってきました。

そのことがずっと心に残っていた帰り道にふと
お釈迦さまが最後に遺された言葉を思い出しました。
「すべてのものは移ろいゆく、怠ることなく精進せよ」

電車に揺られながら、この言葉のことをずっと考えていました。