知らないことは伝えたほうがいいのか…

2026年8月18日(火)


電話で頼まれてご供養のおつとめをしました。
初めてお寺にお越しくださったお二人だったので
ご事情を伺ってから一緒に手を合わせました。

ご供養のあとも少しお話をしていたのですが
どう切り上げていいかお困りなような気がして
「以上です」と申しあげたらお帰りになりました。

とてもお若いお二人だっただけに、お帰りに
なったあとで一つ考えさせられることがありました。
お布施についてご説明したほうがよかったかも…と。

お寺に何かを頼むご縁が初めての方にとっては
「お布施を包んで渡す」ということに馴染みが
なくて、どうしていいかご存知ないかもしれません。

私は、お布施の金額を決めることもありませんし
お布施のお包みの有無はもちろん、多い少ないで
おつとめをどうするか決めることもありません。

お布施はおつとめしてもらったことへの代金ではなく
おつとめしてもらったお寺の仏さまへのお供えとして
お気持ちでお包みいただくものだと思っています。

だからこそ、こちらからお包みをお願いしたり
催促したりすることはしていませんし、ましてや
金額を明示して請求することなどもってのほかです。

でも今回は、お寺とのご縁が初めてだからこそ
「お布施とはこういうものなんですよ」と
伝えたほうがよかったのかもしれない気がしました。

かつては法事やお葬式に家族で参列しながら
自然とお寺での作法や習わしを見たり触れたりする
機会が今よりもずっと多かったように思います。

けれども今は親戚付き合いも減ってきていて
お寺との接点そのものが少なくなっているので
知らないことがあっても不思議ではありません。

言わなくても伝わるという時代は過ぎてしまい
言葉にして伝えていかなければ伝わらない時代に
なったのかもしれないなぁと感じています。

今回も、お布施について一言お伝えしたほうが
よかったのか…いまもグルグル思案しています。
作法や慣習をどう伝えるのか…悩ましいですね。